スローダウン

生きるために減速しよう。

2017/11/16 千里国際/研究者/群馬/都島/伏見

振り返るとこんなにも一日にいろんな人と会っているんだなと再確認した一日。

たぶんこんな日もあったのだろうと思うけれど、あんまり鮮明に思い出せない。

 

千里山国際の方とシェアハウスの話。

関大との話はダメになったが、田澤さんや小谷さんとの関係が切れるわけではない。

会社としては、シェアハウスの商売をしなければいけないけれど、社会に対してよいことをしていれば、私たちがやっているシェアハウスに、人が集まってくれると信じている。

 

社会のことを考えられる会社でいたいと思った。

目指しているのは、社会問題を自らの問題として考えられる人を育てること。また、そういう人に挑戦の機会を作ることがミッションである。

その軸をしっかり持っていれば、やっていけると思っている。

 

志のあるかたは、ちゃんといるというのがわかってよい。どうせ変わらないし、無駄だからやらないでよいとか思いたくない。本当の善意で活動してくれる地域のボランティアの方が確かにいる現実は、もっとみんなに知られるべきだと感じた。

 

小谷理事がおっしゃっていた、クラスにいる外国籍の子どもにスポットライトを。一瞬、その生徒を特別扱いすることになるのでは?と思ったがたぶんそれは違う。スポットライトを当ててあげなければ、ただのお荷物になってしまう現実。マイナスをプラスに変えるためには、スポットライトを。たぶんこれは正しいのだろう。

 

自分の知らない所で、いろんなことが動いている。でもなんでだろう、いろんなことが動いているはずなのに、解決されないことが沢山あるし、自分の置かれている状況も改善されて行っているわけでもない。自分の違和感も残ったままだ。知らないところで動いている国の政策で、世の中歩調を合わせて変化していっているその繋がりが、この仕事をしていて見え始めた。

 

ロストしたかと思った中国の方から連絡があり入居したいとのこと。

話を聞くと、京都大学工学部に留学生として滞在するらしい。

最近、関西には大阪大学院に留学してくる方がちらほらいる。

 

自分とは無縁だった人たちがこんなに身近にいて、どうして今まで自分のもう少し少し外に目を向けていなかったのだろうと思う。普段通りの生活をしていたら、いかに自分の見たいものしか見ていないかがよくわかる。

他を知り、成長していくには、自分の枠外の人たちに偶然出会う必要がる。

偶然出会える確率の高い場所に身を置く必要がある。

 

内覧を行った群馬から出てきた若者も、前職を続けていたら絶対に出会わなかったし話もしなかっただろうと思う方だった。田舎から出てきてかなり苦労しているようだが、落ち込んでいる様子はない。ポジティブにさばさばとしている印象があった。

ネカフェに寝泊まりしていると言っていて、助けたい気持ちになった。でも、ビジネス的には彼を受け入れるのは違うのだろう。そこが辛いところ。良いところが見つかると良いが。

 

都島のシェアハウスには、行くのが遅くなってしまい、外はだんだんと暗くなっていた。川上さんはいつもビジネスの話をしてくれる。自分が商売できるコアのコンテンツになるものはなんだろう。

 

伏見の方は、ちょっと厳しい気がするが、今日は私が丁寧さを欠いていた。昔見た見本のテンプレートは、私の何気なく書いた文章よりももっと丁寧な内容だった。

それをすっかり忘れてしまっていた。ひとつひとつのことにもっと集中しなければいけないのだろう。周囲のことに気を向け、意識を通わせた行動が必要なのがよく分かった。